イベント企画書の作成例を公開|初心者でも分かりやすく企画書の書き方を解説

企画書の定番の構成(フォーマット)と内容を解説

はじめて企画書をつくる際には、一体どんな書き方でどんなことを書けば良いかが分からず、悩んでしまうことが良くあると思います。この記事ではそんな企画書をあまり書いたことが無い方々に向けて、汎用性が高い「定番の構成」の企画書の例を紹介していきたいと思います。

もちろん内容によっては例に当てはまらない事もあるかと思いますが、企画提案に必要な一通りの要素は盛り込んでありますので、皆さんの実際の企画内容に合わせて必要な箇所をうまく使っていただければと思います。

また、企画書は『パワーポイントで作成して、出力した紙(A4ヨコ)でプレゼンテーションを行う』というシチュエーションで組んでいます。

それでは企画書全体の構成、その後に各ページ中身を説明していきます。

企画書の全体構成

表紙

❶前段部(考え方と方向性)
└与件の整理
└課題の整理
└企画の考え方
└企画のテーマ・コンセプト・イベントタイトル

❷イメージの具現化
└イベントロゴ・キービジュアル
└イベント会場3Dイメージパース

❸イベントの詳細
└イベント実施概要
└具体施策(目玉コンテンツ)
└具体施策(ステージコンテンツ)
└具体施策(フィールドコンテンツ)
└具体施策(コンテンツ一覧)

❹イベントの開場設計
└会場施工計画(会場ゾーニング)
└会場施工計画(会場平面図)
└会場施工計画(会場立面図)

❺イベントの集客
└告知・集客計画(告知・集客プラン)
└告知・集客計画(クリエイティブプラン)

❻イベントの運営
└会場運営計画
└会場警備計画
└運営組織体制
└制作スケジュール
└運営スケジュール

❼お見積り

それでは各ページを解説していきます。

表紙

表紙には、企画書のタイトルの他、提出先、日付、自社の名称などを記載します。

❶前段部(考え方と方向性)|与件の整理

はじめに、企画書の導入として、考え方や方向性を示すための「前段部」を書いていきます。与件の整理とは、企画を書くにあたっての諸条件や目的の確認になります。

❶前段部(考え方と方向性)|課題の整理

次に目的を達成するための解決しなくてはいけない課題を抽出し、それをどのように解決すればよいかを記載します。

❶前段部(考え方と方向性)|企画の考え方

課題の解決方法が見えたら、そこからこの企画をどのように進めるかの指針や方向性を記載します。

❶前段部(考え方と方向性)|企画のテーマ・コンセプト・イベントタイトル

企画書全体の主題を決めるページです。テーマ・コンセプト・イベントタイトルなどを決めます。

❷イメージの具現化|イベントロゴ・キービジュアル

イベントのロゴや、キービジュアルがあると一気に企画にリアリティが生まれます。余力があれば作ってみましょう。

❷イメージの具現化|イベント会場3Dイメージパース

3Dパースがあると、イベント現場のイメージが分かりやすくなります。こちらも余力次第ですが作れれば企画書のクオリティがアップします。

❷イメージの具現化|イベント実施概要

何時、何処で、誰が、何をするが一目で分かる概要になります。企画の流れ次第でぺージの位置を変えてください。

❸イベントの詳細|具体施策【目玉コンテンツ】

イベントのメインとなるコンテンツは、基本的に企画書の前の方のページ持ってきた方がいいでしょう。

❸イベントの詳細|具体施策【ステージコンテンツ】

ステージを設置する場合のコンテンツ一覧です。

❸イベントの詳細|具体施策【フィールドコンテンツ】

こちらのページには会場内に設置するコンテンツを記載します。

❸イベントの詳細|具体施策【コンテンツ一覧】

コンテンツの一覧ページです。どの時間にどこで何をやっているか、表にまとめると分かりやすくなります。

❹イベントの会場設計|会場施工計画【会場ゾーニング】

ゾーニングとは、会場のどこに何が配置されているかをエリアで分けたものになります。特に大きな会場や屋外などで複数のコンテンツを設置する場合にはこのページを用意したほうが分かりやすくなります。

❹イベントの会場設計|会場施工計画【会場平面図】

会場のどこに何があるかを詳しく書いた図面を配置します。

❹イベントの会場設計|会場施工計画【会場立面図】

立面図は、図面を正面や横から見たものになります。構造物の高さや看板の取り付け位置などを説明する必要がある場合このページは作ったほうがいいでしょう。

❺イベントの集客|告知・集客計画【告知・集客プラン】

イベントへの集客方法を記載します。どのような方法で来場を促すか結構重要なパートになります。

❺イベントの集客|告知・集客計画【クリエイティブプラン】

各種告知物やツール(チラシなど)類のデザインなどを盛り込みます。

❻イベントの運営|会場運営計画

イベントの運営方法を記載します。来場者の動きに対しスタッフがどのように対応するのか、図面に導線を示しながら想定される動きを記入します。

❻イベントの運営|会場警備計画

警備員の位置や時間などを記載します。

❻イベントの運営|運営組織体制

主催者以下どのような組織体制・命令系統になっているかをツリー型で記載します。

❻イベントの運営|制作スケジュール

イベントの実施決定後の準備、本番、報告までの大まかな流れをスケジュール表に落とし込みます。

❻イベントの運営|運営スケジュール

運営スケジュールはイベントの直前から本番、撤去までの詳細なスケジュールになります。

❼イベントの見積

見積書は別紙で出すこともありますが、企画書に一緒に入れる場合は最後に添付します。

以上になります。いかがでしたでしょうか。

ここで紹介したのは、基本的なフレームになりますので、あなたの企画に合わせて、是非うまくカスタマイズして使ってみてください。

また、企画書作成には多くの時間と労力がかかります。企画書作成を専門的に行っているならまだしも、他の業務の合間にイチから企画書を作るのは本当に大変です。
そこで、企画書作成の一部または全部をアウトソーシングするという方法もあります。一昔前でしたら知り合や協力先などしか頼むことが出来なかった企画書作成も、今ならWeb上で依頼することもできます。もちろんそのためには、あらかじめ自分の中である程度の企画の方向性をまとめたうえで発注することが前提となります。ですので「こういうものを作りたいと、頭の中ではまとまっているけど、作る時間がない…。」という方は、Webで専門家に依頼できるアウトソーシングサービスを試してみるのもいいかもしれません▼



その他、企画をうまく伝えたり、分かりやすくまとめる方法は下記を参考にしてみてください。

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