「記者会見」と「記者発表」の違い

記者会見と記者発表の違いは?

簡単に言うと、「記者会見」はメディアや世間からの要望に応じて開く受動的なもの、「記者発表」はメディアや世間に向けて発表したいことがある場合に開く能動的なものです。

普段の生活の中でよく見聞きするのは、どちらかというと「記者会見」の方かと思います。これは世間が知りたいという要望のもと実施されるので、視聴率や記事閲覧の期待値が高くなり多数のメディアの取材が入り放送・掲載されるためです。例としては「結婚・離婚会見」「不祥事の謝罪会見」などです。

また、「記者発表」はあまり情報が露出していないかというと、そんなことはありません。webニュースや情報番組などの「新製品発売情報」「だれだれが新しい○○を始めた」などの情報は「記者発表」の情報が元になっていることが多数あります。ただし、記者発表は発表する側が世間に対して自分たちの取り組みや商品などを知ってもらいたいという意図のもと行っているため、たとえそこにメディアが取材で訪れても「この情報は記事化の価値がある=消費者にメリットがある」と判断しなければ露出されません。