運営するイベントで遭遇した“困った客“ランキングTOP5

イベントには様々な客が訪れる

特に参加条件のない無料参加型や、来場者プレゼントを用意しているイベントには不特定多数の様々な客が訪れます。

そして、その中にはちょっと変わった人が紛れ込んでるいる事もあり、対応に苦慮したり肝を冷やす事もしばしばです。

この記事では、今まで行ったイベントの中で特に印象に残っている“困った客”をランキングで紹介していきたいと思います。

 

イベントで遭遇した“困った客“ランキングTOP5

第5位 ラリアットおじさん

商店街のお祭りイベントの最中のこと。人混みの中から怒号が聞こえたため現場に駆け付けると、50代くらいのおじさんと30代くらいの男性が言い合いをしてました。双方から話を聞くと、ぶつかったぶつかってないのよくある揉め事だったので、とりあえず話を聞いて落ち着かせて事を収めようとしました。30代男性はその後すぐその場を立ち去って言ったのですが、50代おじさんはぶつぶつと聞き取れない言葉を発したまま興奮した様子で動こうとしません。困ったなと思い、再度話しかけようとした瞬間おじさんが私に向かってラリアットをかましてきたのです。不意打ちをくらってのけぞると、現場に駆け付けた同僚にも続けざまにラリアットをかまし、そのまま奇声を上げながら雑踏の中に消えていってしまいました。その後、トランシーバーでスタッフと警備員全員に緊急発報を行い、おじさんを捕まえようとしたのですが結局見つかりませんでした。

第4位 SDカード破壊おじさん

オープンスペースで行ったとある企業の新商品PRイベントでの出来事。新商品の脇にコンパニオンを立たせてイベントを行っていたのですが、この手の催事を行うと必ずカメラでコンパニオンを撮影しまくる方が出てきます。もちろんそれはこちらも織り込み済みですので、撮影に関しては一定のルールを設けたうえで自由に撮影してもらい、行き過ぎた行動に出た場合は注意を行う形になっていました。そのおじさんはルールを無視してローアングルで撮影を行っていたため、やめてもらおうと声をかけると急にカメラからSDカードを抜き出し、自分で2つに折るとそのまますごいスピードで消えていってしまいました…。

第3位 脱糞おじさん

とある企業の展示イベントを運営していた時の事です。ふと猛烈な臭気が会場全体を包み込みました。なにごとかと思い会場をチェックしていると、スゥエットジャージズボンのおしりに茶色の染みを付けた50~60代くらいのおじさんがたたずんでおり、そこを中心に臭いが拡散されていたのです。おそるおそる近づいて声を掛けると、「お前らが分かりやすいところにトイレを設置しないから、オレはこんな状況になってしまった」「お前ら全員○○してやる」などと呪詛の言葉を発しながら屋外へ消えていきました。幸い、どこかに汚物を塗り付けられたり、床に垂らした形跡はなかったのですが、現場にはしばらく臭いが残る羽目になりました。

第2位 忍者おばさん

これも展示イベントである企業のブースを運営していた時の事。ブースの壁を背に変な人が自分が隠れるように風呂敷を広げて立っているのを見つけたため、ちょっと声をかけると、そのおばさんは自分は忍者だと自己紹介してくれました。彼女の隠れ蓑術を見破った私は大したものだとお褒めの言葉を頂きました。にんにん。

第1位 逝かせてくださいおじいさん

私がいままで遭遇した“困った客“の中でダントツでまいったのが「逝かせてくださいおじいさん」です。とあるお祭りイベントで仮設救護室の管理者をしていた時のことです。老夫婦がスタッフに連れられて救護室にきました。具合が悪いのはおじいさんで、とりあえず簡易ベッドに横になってもらい看護師さんに任せることにしました。熱中症の疑いがあるため救急車を手配することにしたのですが、その事をおじいさんに伝えると「結構です。このまま逝かせてください」と言い出したのです。その言葉に背筋が凍り「なに言ってんだ!勘弁してくれよ!」と心の中で叫びつつ、おばあさんに「おじいさんに救急車に乗るよう言ってください。」と話しかけると、「おじいさんの好きなようにさせてあげてください」と言い出す始末。彼らはそれでいいかもしれないけど、私はたまったものではありません。結局救急車を呼んで搬送することができたのですが、あれは本当にまいりました。ちなみに、その後おじいさんは特に問題なかったという報告を受け、ほっと胸をなでおろした次第です。