イベントスタッフ【給料は?業務内容は?】イベントの仕事

イベントスタッフの仕事ってどんなことをするの?

一口にイベントスタッフの仕事といっても、業務内容はイベントの種類によって多岐にわたります。この記事では代表的なイベントの種類と、イベントスタッフがよく配属されるパートを説明していきたいと思います。なお、イベントスタッフはイコール「アルバイト」という前提となっています。

【主なイベントの種類】

自治体や企業のプロモーションイベント

都道府県の特産品や観光PRであったり、企業の新製品・新サービスを紹介するためのイベント業務です。実施会場は商店街のアーケードの中や駅の構内、大型会場を使っての招待型など訴求対象によって様々な形態があります。

ステージを使ったイベント

コンサートや講演会、トークショー、お笑いライブ、シンポジウムその他ステージ上での様々なパフォーマンスを行うイベント全般です。屋外・屋内いずれのパターンもありますが基本的なスタッフの業務は同じです。

展示会・見本市

大きな展示会場を使い、ある特定の企業団体などがブースを組んでそこで自社・自団体のPRをするイベントです。メジャーなものだとモーターショーなどが挙げられますが、いわゆるBtoBの業界同士のマッチングや新商品紹介の展示会も多数行われています。

セレモニー・式典

道路やトンネルの開通式、新しい施設のオープン記念の式典などです。ニュースで目にする機会も多い、「テープカット」や「くす玉割」などの象徴的なパフォーマンスを伴うことがほとんどです。

その他にも、シンポジウム、学会、パーティー、お祭り、スポーツイベントなど多くの人が集まる催事は多数あり、いずれもイベントスタッフが運営をサポートしてくれないと成立しないことがほとんどです。

【共通する主な業務】

受付…入場時に何等かのチェックを行う業務です。入場チケットやパス、招待券の確認、危険物の持ち込みチェック、招待者リストとの照合などを行います。また、入場時にチラシなどを渡す場合はその配布も行います。

誘導…来場した客を特定のエリアや席に案内する業務です。会場内にインフォメーションコーナーを設けて配置する場合もあります。また、混雑時に通行導線を塞がない様に声がけをしたり、入場禁止エリアへの立ち入りを抑止したりといった事を行ったりもします。

コンテンツ対応…試飲や試食物の用意と配布、アンケートのお願いや回収集計、スタンプラリーの受付や抽選、キッズコーナーの受付、来場・参加者数のカウントなどイベント内に設置する様々なコンテンツの対応を行います。

ステージ補佐…これはアルバイトの中でもある程度の経験を持ったスタッフでないと難しいのですが、ステージ運営のサポートを行います。ステージ上で進行ディレクターの指示の元、ステージ上で必要な備品を用意したり、出演者さんに声がけしたり、控室に呼びに行ったり、出演者さんのケータリングの用意をしたりします。

サンプリング…この業務単独で行うこともよくあります。イベント会場や路上でティッシュやサンプル品などを配ったりします。

ざっと主な業務を挙げてみましたが、このほかイベントによって業務内容は多岐にわたります。いずれもスタッフに指示を出すポジションの「アシスタントディレクター」や「ディレクター」といった役職者の管理のもとイベントの運営を行います。

イベントスタッフの給料はどのくらい?

日当制(1日いくら)であることはあまりなく、ほとんどは時給換算になり単価は地域によって大きくばらつきがあります。当然首都圏の方が高く、地方は安くなる傾向がありますが、1日のみの単発や土日2日間などでの募集であることが多く、その分他のアルバイトより多少時給単価が高めに設定されているようです。

また、ひと昔前は「取っ払い」といって、当日現金で給料を払うことも多かったのですが、最近はほぼ銀行振り込みになっています。