メジャーシーンで現在活躍中のアーティストをイベントに呼ぶのは“ある場合”を除き難しい。
音楽活動をメインで行っている、ミュージシャン・アーティストを“こちらの都合”だけでイベントに呼ぶのはなかなか難しいのですが、“ある場合”はちょっとだけ呼べる確率があがります。それは、
新曲・新譜のプロモーション期間中の場合です。
CDの売上が減ってきているとは言え、新曲のプロモーションを行わなければ、自分たちの楽曲を知ってもらう機会が少なくなるため、殆どのアーティストは積極的なプロモーションを行います。その期間中であれば、タイミング次第ではイベントに呼ぶ事が出来る場合があります。
どんなルートから出演をアプローチすればよいのか?
ではアーティストがプロモーション期間中かどうかをどうやって知ればいいのか?またどんなルートでブッキングを行えばいいのか?大きく分けて下記の3種類があります。
1.ラジオ局とタイアップする
2.ライブ制作会社へ打診を行う
3.アーティストの所属事務所やレコード会社に直接連絡を取る
その他、広告代理店やイベント会社を使う方法もありますが、今回はよりダイレクトにブッキングを行う方法をご紹介いたします。
1.ラジオ局とタイアップする
特にFMラジオ局はアーティストとの関わりが深く、ラジオ局を主催などに据えて実施する形でアーティストのブッキングを行ってもらえる場合があります。
ラジオ局にはレコード会社などから毎日の様にアーティストの新曲サンプルが届き、(いろいろと政治的な思惑がうごきながら)その中からラジオ局のパワープレイとして選ばれれば、期間限定でのヘビーローテーション放送などが行われるため、アーティスト側としてもより多くの方に局曲をもらうきっかけの一つとして重要な得意先になっています。
そのため、プロモーションとして出演の価値があるとアーティスト側(事務所やレコード会社)が判断した場合には出演してもらえるかもしれません。
2.ライブ制作会社へ打診を行う
ライブ制作会社とはいわゆる「イベンター」とよばれる業種で、日本各地でアーティストがライブを行う際に、運営やプロモーションの協力を行う会社のコトを指しています。全国ツアーをするアーティストは、各地方のイベンターと協力してライブを行うため、様々なコネクションを持っています。ライブは新作のプロモーション活動と並行して行われることが多い為、いま、どんなアーティストがプロモーション期間中なのかをいち早く知ることができ、その期間に合わせて、TV出演やラジオ出演、地元のイベントへのゲスト出演などを併せてアーティスト側へ提案することができます。だいたいどの地方にもこういったイベンターがおり、ライブチケットの問い合わせ先になっていることが多い為、名前をきいた事があるかもしれません。
特に地方の場合はうまくタイミングがあえば、アーティストのライブのプロモーションの一環としてイベントに出てもらえるかもしれませんので、直接イベンターに連絡して聞いてみるのも良いかもしれません。
3.アーティストの所属事務所やレコード会社に直接連絡を取る
これは、ほぼ期待薄ですが一応入れてます。取り合ってもらえないことがほとんどかと思いますが、自分がしたいイベントの内容と呼びたいアーティストを伝えれば、もしかするとなにかがあるかも?ないもないかもしれませんが…。