一般の人より会える確率は高くなります
この仕事をしていると、結構この質問を受けることがあります。見出しの通り、一般の方よりは会う機会(というか仕事をする機会)が多いのは間違いありません。ただし、同じイベント会社でも業態や得意分野の違いによってその頻度はまちまちです。
一番頻度が高いのは、間違いなく「興行系」イベント会社のプロモーター(イベンターとも呼ばれる)の方々でしょう。コンサートや芝居などの興行による入場料収入を事業の柱にしている会社では、当然「人々の興味を惹く」「人気の」「お金を出してでも見たい」ステージコンテンツを用意しなければいけません。そうなると皆が知っているバンドやタレント・著名人による公演を組まなければ収益に結びつかないため、必然的にそのような芸能系・音楽系の方々と一緒に仕事をする(会う)機会は多くなってきます。
さらに、興行系のイベント会社の場合には、アーティストが地方のコンサートで前日入りした場合などには一緒に食事へ行ったり、本番終了後には打ち上げを行ったりと、割と密なコミュニケーションが発生します。
一方、私が行っているような「プロモーション系」イベント会社の場合は、会う機会はさほど多くありません。会えるとすれば、
- 企業や自治体のイベントにゲストで登場する際
- 企業の懇親会やパーティーのゲストで登場する際
- タレントを起用した商品やサービスの記者発表会の際
などになります。ただ、このような案件の数自体がそんなに多くなく、案件があった際に一緒にご飯などを食べることはあったりはしますが、基本的にはそんなに密なコミュニケーションはとらないことがほとんどです。
会いたい芸能人やタレントに会えるのか?
これが不思議なもので、本当にその芸能人やタレントが好きで、普段から好きだ好きだと公言していると結構その方と仕事をできる機会が訪れます。
私の周りでも、某ミュージシャンが好きで何かというとそのことを言い続けていたらある時、そのことを憶えていた知り合いがたまたまそのミュージシャンのライブの打ち上げに呼んでくれたり、某漫画家さんのことが好きだったデザイナーは漫画家さんとのタイアップ企画で一緒に仕事ができた挙句オープニングパーティーに呼んでもらえたりと、実際に会いたい人に会えている事例を結構見てます。
また、こちらから一緒に仕事をする機会を作るためには、やはり自分でイベント等を企画してそれを通すのが一番手っ取り早い方法です。
もちろんそれには、そもそもその企画やターゲットとそのタレントが合っているか、スポンサーが納得するか、タレントのスケジュールが空いているか、ギャラが合うかなど様々なハードルをクリアしなければなりませんが、少なくとも自分の意志でチャンスメイクをすることはできます。そして、それがこの仕事の醍醐味とも言えます。