代表的なイベントの種類

イベントの種類

この記事では、みなさんの普段の生活や職場の業務で接触頻度が高いであろう、代表的なイベントを紹介していきます。

もちろん、ここに記載する以外にも様々な種類のイベントが存在しますが、大きいカテゴリで分けるとおおよそ以下のいずれかに分類されるかと思います。

【接触頻度が高い代表的なイベントの種類】

  1. 展示会・見本市(コンベンション)・展示販売会・マッチング会
  2. スポーツイベント
  3. 講演会・シンポジウム
  4. 祭り・自治体主催イベント
  5. 音楽イベント・コンサート・その他興行
  6. 展示即売会・物産販売会・フリーマーケット
  7. セレモニー・式典
  8. 団体・企業の大会やプロモーションイベント・セミナーなど
  9. 記者発表会(記者会見)
  10. 学園祭・サークルや団体の発表会

それでは、解説していきましょう。

1.展示会・見本市(コンベンション)・展示販売会・マッチング会

通常展示会ごとに出展テーマや業種が決まっており、各出展社は取扱品別・サービスごとにセグメントされ、「小間」や「ブース」と言われる自社の出展区画内でPRや販売などを行います。メジャーなところでは『東京モーターショー』などもこのカテゴリに含まれます。

展示会は1開催につき1つの業種によって開催されることが多く、期間も1日~10日以上とその業界規模によって様々です。参加者は大きく分けてBtoB(業界向け)とBtoC(一般消費者向け)に分けられ、展示会によっては、前半2日の平日は業界向け、後半2日の土日は一般向けと期間中に2つの対象に向けて実施する場合もあります。また、BtoB日程では同業種が集まるという機会を活かし、ビジネスマッチング会や商談会が同時に開催されることも多くあります。

2.スポーツイベント

スポーツの種類だけイベントの種類がありますが、このカテゴリを大きく分けると「スポーツを見る」イベントと、「スポーツを行う」イベントの2つになります。前者はとくに「エンターテインメント性」のあるもので、後者はどちらかというと「競技」「健康」「親睦」などを目的としたものになってきます。

「見る」イベントに関しては、プロを招いてのデモンストレーションや、高度な技術を持った競技者による大会など「参加者に視覚的な満足を与える要素」が必要となります。

対して「行う」イベントは、同じスポーツを趣味とした方がたくさん集まる事によって仲間が増えたり、スポンサーから高い賞金がでるため高レベルな競技者が集まるなど「参加者が体験することによって満足を得られる要素」を盛り込んだイベント作りが必要となります。

ちょっと毛色は違いますが、eスポーツも広義でのスポーツイベントに含まれてきます。

3.講演会・シンポジウム

講演は自治体主催のものや、会社や教育機関の記念事業やセミナーの中で行われることが多いかと思います。著名人や有識者を招いて単独で講演をしてもらう「基調講演」や、講演者と司会や他のメンバーを交えての「トークショー・座談会」形式での実施もあります。講演会の基本的な目的としては、テーマに沿って講演者から話しをしてもらい、参加者へ有益な情報を発信したりモチベーションのアップを狙ったりといったところになります。

シンポジウムは、「研究発表会」「討論会」などを指す言葉で、通常は2部構成になっており、第1部で「基調講演」を行い、第2部で「パネルディスカッション」を行うことが多いです。その他、プログラムとして活動報告や、プレゼンテーションなどが盛り込まれることもあります。


4.祭り・自治体主催イベント

神社が主体となっている「祭り」や、自治体や商工会などが中心となった「地域振興」を主体とした「祭り」に大きく分けれられます。

前者は日本全国の地域に根付き伝統的に行われており、大きいものでは「祇園祭」「天神祭」「神田祭」の日本3大祭りから全国各地で大小様々な祭りが行われておりその数は約30万とも言われています。対象となる地域から神輿や山車をだしたり、チームで踊りに参加したりと地域と密接な関係をもっています。

後者は、大きいものは地元の自治体や商工会などが中心となった実行委員会や組織委員会が中心となり、出店や各種出し物なども併せて行われます。地元の商工会等が中心となり会員からの協賛金を元に運営をおこなったり、国からの地方振興助成金などを利用し自治体主導で行われたりと形式は様々です。「市制○周年記念イベント」や「地元の特産品をテーマにした○○大会」、などがそれにあたります。

5.音楽イベント・コンサート・その他興行

人気アーティストのコンサートやロックフェスなどの大型のものから、レコード店のインストアライブや週末のショッピングセンターのイベントスペースで行われるミニライブまで様々な形態があります。実施に際しては、小規模なギターの弾き語りなどの場合を除き、音響機材やオペレーターが必要になります。

また、大きなイベントになれば音漏れの問題や来場者の入場整理・チケットの販売方法など準備は多岐にわたります。音楽イベントの一番の良さはやはり、音楽によって生まれるその空間の一体感でしょう。参加者が同じ空間でコンテンツを共有することによる高揚感は音楽イベントの醍醐味と言えます。

その他、音楽系のイベント以外にも興行として行われている様々なイベントがあります。たとえば「謎解き系イベント」や「人気キャラを使ったアトラクション&飲食&物販イベント」などがすぐに連想されるかと思います。

6.展示即売会・物産販売会・フリーマーケット

特定の団体・企業が単独または複数で行う、販売を目的としたイベントになります。販売を目的とはしていますが、販売のみでイベントを成立させるのではなく、その他複数のコンテンツと一緒に行ったり、自社・自団体の取扱品のPRの一環としてあえて一般的な流通価格よりかなり安い金額で販売するなどの場合もあります。フリーマーケットについては、主催団体が広く一般参加者を募集して大々的に開催することが多いのですが、地域進行の一環で地域の集会所などで行われることもあったりします。


7.セレモニー・式典

地鎮祭、竣工式など建築物の施工やサービスの開始に伴って無事を願う神事や、開業の記念式典(くずだま開花やテープカット)などがあります。いずれも実はけっこうやり方が決まっていたり、ルールがあったりします。(式典参加者が胸に付けるバラ「胸章」は主催者が白をつけるとか)

8.団体・企業の大会やプロモーションイベント・セミナー・発表会など

現在巷に多数あふれているイベントの多くが、企業・団体の商品やサービス訴求を目的としたもにになります。マス広告(CMなど)やweb広告だけでは伝えきれない「体験」を伴ったプロモーションを行うことによって、より商品やサービスの理解促進を図ります。

9.記者発表会(記者会見)

混同しがちですが、「記者会見」と「記者発表」は違うものになります。

ざっくりいうと、

「記者会見」はメディアや世論からの要請(開かざるを得ない状況の元)で開くもの(メディアや世論主導)

「記者発表」は発表する側がメディアに対して発表したいことがあるため開くもの(企業や団体主導)

の違いになります。

前者は、緊急で実施しなくてはならない場合も多く、さらに記者からの質問を事前に想定して問答集を作成するなど担当者にかなりの負担がかかります。いずれも、取り仕切るにはメディアの特性を熟知し、対応方法や進行の仕方などが分かる人員がいない場合かなり大変なことになります。対応次第ではその様子がメディアで広く流れてしまったり、誤った情報を拡散することになりかねないためです。しかし、これをうまく活用できれば、企業のイメージ向上だけではなくメディアとのメットワークの構築にもつながっていきます。

10.学園祭・サークルや団体の発表会

最後に

学園祭や学校の部活動、サークルや趣味の活動など、自身の取り組んできたことは発表の場を設けたくなります。

学園祭に関しては校内の実行委員会や先生などが上級生などから連綿と引き継いできた情報や運営方法のメソッドなどがあるかと思いますが、出来たばかりのサークルや団体などは全て一から手探りで構築しなくてはいけなくなります。

それも含めて楽しい場合もありますが、時間的な制約がある中、その他大勢の人間の意見を聞きながら、予算管理をして、様々な調整・折衝をしなくてはならず、かなりキツイ状況に陥ることもあるでしょう。

そんな心が折れそうな方に1つやり抜くコツをお伝えすると、イベントは「やる日が決まってる」ため、そこまで頑張ればいいのです。エンドレスにこの状況が続くわけではありません。イベント日まで○日間だけ頑張ってみましょう。