屋外会場を利用するイベント
屋外会場を使ってのイベントといえば、「スポーツ」「野外ライブ」「屋外物販」などになるかと思います。天気のよい屋外イベントは気持ちよく、まさに外で行う醍醐味といえます。
ただし、天気がいいことがあれば、当然荒天の場合もあります。ここでは、屋外会場のメリットや注意点を解説していきます。
屋外会場を利用するメリット
メリットしてあげられるのは下記でしょう
●解放感や晴天時のすがすがしさ
なんといっても、これでしょう。屋外で行うイベントは独特の楽しさがありますし、自然を楽しむイベントなどの場合は外で食べるご飯も格別です。
●比較的安い料金で会場を借りることができる
屋内会場にくらべると、利用料金が安い場合が多いです。特に自治体が主催したり、後援を行っている場合は申請によって利用料の「減免措置」がとれる場合もあります。
●広い会場を使える
スポーツなどの体を動かすイベントの場合はどうしても屋内で行う際にはスペース問題でコンテンツに制約が生まれてしまうことがあります。屋外の広い会場の場合は思う存分体を動かすことが出来る可能性が高まります。
屋外会場を利用する際の注意点
●来場者への配慮
特に、気温が高い夏場の屋外イベントは来場者の体調面に配慮する必要があります。環境省の熱中症予防情報サイトによると、28度を超すと熱中症の発生リスクが一気に高まります。イベントを行う際には、近隣の緊急受付可能な病院の確認や、会場への看護師(医療行為は出来ません)の配置などの準備をしておいて方がいいでしょう。
●スタッフへの配慮
スタッフの体調管理にもは特に気を付けたいところです。秋の屋外であまり動かないポジションになったスタッフなどはかなり寒い思いをします。来場者へ向けたポーズとして、上着を着せないでスーツのまま長時間立たせたり、薄いイベントジャンパーなどでしか支給しなかったりすると体調不良をおこしてしまう可能性もありますので、しっかりとケアを行ってください。
●食べ物の扱い
特に夏場は食中毒のリスクも高まります。出店で食べ物を販売する際には取扱に十分注意を行い(別頁で説明していますが、各自治体ごとにイベントでの臨時飲食出展に関しては保健所への届け出が必要です。)スタッフのお弁当の扱いにも注意してください。
●近隣への配慮
大きな音を出すコンテンツ(拡声器使っての場内放送や屋外ステージでのライブなど)等は、会場の管理者と事前に内容の確認を行い、近隣施設や住民に対しての対策を行うようにしてください。また、公共交通機関があまりなく、会場までの移動手段自家用車の場合は、必ず駐車場を用意し路上駐車や近隣私有地への無断駐車が無いようにしてください。
●ゴミの処理
イベントで出たごみを放置するのは最悪です。会場のゴミ処理ルールに沿って適切な処理を行ってください。もちろん主催者だけではなく参加者へのルール周知と徹底が必要です。会場によっては、イベントで出たゴミは全部持ち帰りなどの場合もあります。持ち帰れる量でない場合は、ゴミ処理業者と事前に調整を行い、当日(または会場との協議次第で翌日)に回収してもらうなどの準備をしましょう。
雨天対策
対策といいつつも、屋外イベントで雨が降った場合、基本的な解決策はありません…。降ってしまう前の準備をしっかりと行い、降った場合の対応を考えましょう。
●雨が降ることでイベントが破たんしてしまう会場を選ばない
そもそも雨が降って内容が破たんそしてしまう会場を選ばないという対策があります。例えば「予備日をもう1日確保できる」「雨天プログラムに切り替えて運営できる会場を選ぶ」「テントなどの対策を施せるスペースがある会場を選ぶ」などの方法があります。
●雨天でも楽しめるコンテンツを盛り込む
逆に雨天ならではのコンテンツ盛り込んでしまうという方法もあります。例えば「当日雨が降ったら、来場者に○○プレゼント」などです。
●来場者への配慮
屋外イベントで雨が降ってしまうと、ほとんどのコンテンツが出来ない、または魅力が薄くなってしまいます。そんな中来てくれた来場者へしっかりと配慮したいところです。夏でも場所によっては雨で肌寒くなる可能性があるので、使い捨てカイロをプレゼントしたりといった、あまりお金がかからず出来ることを考えてみましょう。