企画書を作る時に、どんなデザインがいいのか悩む。いつものデザインに飽きた。なんかしっくりこない。
企画書を何本も作っていると、ある程度自分のパターンが出来てくるため、作業効率は上がるけど、新鮮味に欠けたり、いつもと違う雰囲気を出したくなることがある思います。
そんな方に、パワーポイントで企画書を作る際の参考テンプレートデザイン例を紹介します。
今回は「いちご狩りフェスタ」という架空のイベントを、得意先に提案するというシチュエーションで「表紙」と「中面」をレイアウトしてみました。
提案は紙への出力を想定し、 サイズは全てA4ヨコ(297mm×210mm)となっています。
ここで紹介するデザイン例を参考に、皆さんがすぐ作れるよう、極力シンプルにつくってますので是非試してみてください。
1)写真を使ったデザイン例
はじめに紹介するのは、イベントを想起させる写真を活用したデザイン案です。今回は「いちご狩り」がテーマになりますので、いちごの写真をメインに使用し、企画書は赤をベースカラーに3色程度で全体をまとめています。
なお、企画書に合うちょうどいい写真が無い場合には、フリーフォトを活用する方法もあります。
パターンA「全面写真」【表紙】
表紙全面を写真にして、タイトル等をセンターに配置したパターンです。
パターンB「右側に写真」【表紙】
写真を右側に配置して、左側の余白に右揃えで文字を置いてます。
パターンA・B【中面】
左側に写真を配置した中面パターンです。例えば、ページごとにこの写真を変えていくなどの展開もできます。
パターンC「全面写真+切抜き写真」【表紙】
全面写真とワンポイントの切り抜き写真のミックスパターンです。
パターンC【中面】
表紙の要素を残して、中心に記入用スペースを設けたものになります。
パターンD「切抜き写真アップ」【表紙】
イベントを想起させる写真やイラスト等を大きく中央に配置。
パターンD【中面】
表紙と同じデザインで、写真の透明度を上げて半透明にしてます。
2)図形を使ったデザイン例
次に紹介するのは、パワーポイントの「図形」を使ったデザイン例です。あまり難しい処理をせず、見やすいレイアウトのものを挙げてます。こちらも、いちごの赤をベースカラーに3色程度で全体をまとめています。
パターンA「枠囲み」【表紙】
表紙の周りをベースカラーでぐるっと塗ったものです。
パターンA-1【中面】
表紙同様、周囲を塗りつぶしてます。中面はヘッダー・フッター部分を少し多めにして文字を入れるようにしてます。
パターンA-1【中面】
こちらは、周囲の色を少し押さえて、その代わり中の記入用スペースの周りを同じ濃いめの色でパイピングしてます。
パターンA-2【中面】
こちらは中を薄い色にして、フチにぼかしを入れてます。
パターンA-3【中面】
これは周りをさらに薄くして、ヘッダー部分を独立させたパターンです。
パターンB「キーカラーをブロックで配置」【表紙】
キーカラー3色のブロックを地に入れてます。いちばん上を緑にしてイチゴのヘタのようなイメージにしてます。
パターンB【中面】
表紙でつかった、緑と薄い赤を ヘッダー・フッター にしてます。一番濃い赤は目立たせたい文字や見出しに使います。
パターンC「左にアクセント」【表紙】
左側にキーカラーを敷してアクセントにしてます。
パターンC【中面】
基本的に表紙と同じ作りですが、キャッチコピーを入れたり、ページ番号のところに写真を入れたりしてアクセントをつけてます。
パターンD「グラデーション」【表紙】
「図形」を同系色のグラデーションにして重ねたものです。
パターンD【中面】
表紙と同じデザインで、中を記入用スペースにしてます。 ヘッダー・フッター 部分は少し小さくしてます。
いかがでしたでしょうか。
今回は「いちご狩り」というテーマだったので、赤色をベースに組んでいますが、企画書の内容に合わせて作ってください。
また、よく言われていますが大量の色を使うと、逆に見づらくなってしまいます。色数は3色程度に押さえてつくると見やすい企画書になります。