イベント企画書の作成例【初心者向け:企画書は情報を削ぐもの】

相手に伝わる企画書作成のポイントは「マイナス」すること

企画書を書くときに、あれもこれもといろんな情報を入れて、本当に伝えたいことが埋もれていませんか?企画書を作る際に念頭に置くのは、「不必要な情報を削ぐ」ことです。様々な情報が整理されずに記載してある企画書では、企画の中で重要なことが伝わりません。

例をあげて説明します。

上顧客向けの大型還元イベントの企画書を作成したとします。概要は下記の通りなのですがこのままでは「説明文」になってしまいます。ここで一番伝えたいことは「過去最大規模で行う感謝の場」という事です。

上記の例では言いたい事が全部つまっており、この中で一番ポイントとなることがぼやけてしまっています。

そこで、このページには、一番伝えたい情報だけを「読み手が分かり易く」「一目で理解できる」カタチにまとめます。

このページには一番伝えたい「過去最大級の還元イベント」という事が分かるように、『超感謝祭』というワードを使ってまとめています。他の情報に関しては、重要度にあわせて、削除するか、まとめで一覧で記載するなどのメリハリをつけます。



 

企画書は「資料」ではなく「企画」を伝えるもの

上記はかなり極端な例ですが、企画書に求められるのは説明資料ではなく、何をするか、何がポイントなのかを端的に相手に伝えることです。そのためには、情報の取捨選択を行い、企画書の中に入れなくてはいけない『核心』部分を見つけ出すことが必要になります。確かに裏付けとなる資料や補足情報などは必要になりますが、それはあくまで、企画の本質を補うためのもので、「情報を削ぐ」=「本質を残す」ということが伝わる企画書を作成するためには重要です。