イベントプロデューサー【給料は?業務内容は?】イベントの仕事

業務内容を説明する前に、イベントには大きく分けて2つの種類があります。

「イベント」は、企業・団体や官公庁などが自らの製品・サービスの販促を目的として行う宣伝活動「プロモーション」と、入場料や放映料等によって収益を上げる「興行」の2つに大きく分けられますが、 ここではプロモーションとしてのイベントプロデューサーについての解説を行っていきます。

イベントプロデューサーの業務内容

イベントにおけるプロデューサーの役割は、 基本的にイベントにかかわる全ての事項の管理ですが、特に大きな役割を担うのが下記の3つになります。

1)制作管理2)予算管理、3)集客管理

それぞれの業務について解説していきます。

1)制作管理

制作とは「イベントをつくる作業」全般の事を指し、関係各所との折衝、マニュアル、台本、キャスティング、映像作り、web、告知物などを作る業務全般に用いられる言葉です。

プロデューサーはそれら全ての制作内容を管理し、スケジュールの進行管理も合わせて行います。

そして、規模の大きなイベントであれば、1つの制作会社スタッフだけですべてのポジションを埋めることは難しくなるため、社外の各分野のスペシャリストをアサインしたチームを編成することになります。その際の人選・任命もプロデューサーの役割となります。

また、イベントコンテンツの仕込みや演出プランの検討など、イベントの品質部分の管理を行うとともに知恵と人脈をフルに活用し、どうすれば「おもしろいイベント」になるかを考え抜きます。

2)予算管理

一番シビアな問題です。ほとんどの場合プロモーションは実施予算が決まっており、その中でいかに効果を出すかが課題となります。

お金をかければ面白くなるのは当然の話で、制約の中でいかに最大限の効果を出すかがプロデューサーの手腕が問われるところです。

また、クライアントの意向は予算に大きく関係してくるため、彼らの要望を聞きながら、時には別案を提示し、時にはスタッフに我慢を頼み、時には代理店担当者と激しく意見を交わし、共通の目的である「イベントの成功」に向けて、予算の中で調整をしていかなければなりません。

その他、協賛金を集めなければいけないイベントの場合、主催や代理店と一緒に大口・小口スポンサーの獲得に向け、コネクションをフルに活用し金策に奔走することになります。これが相当キツイ仕事です。

3)集客管理

「イベントの成功」指標として一番重要視されるのが“集客人数”です。

ほとんどのイベントでは目標の集客数が設定され、その目標値を達成すべく様々な策を講じ、もっと面白いコンテンツにできないかとブラッシュアップを図ることになります。

集客は「イベントの内容」はもちろん、「告知・広報」がとても重要になってきます。告知・広報に関しては、広告代理店と一緒にどのようにすれば最も効率的に集客できるかを考え、実行します。

また、イベントによってはただ人を集めればいいだけでなく、入場時の混乱を避けるための導線の検証や時間帯に分けた入場方法など、スムーズな運営を行うための方法を合わせて考える必要がある場合もあります。

プロモーションの場合、集客人数は実質的に努力目標となっていることが多いのですが、 気が楽かというとそんな事はありません。 当然目標数をクリアできなければ次の仕事にかかわってくるからです。

イベントプロデューサーになるためにはどうすればいいか?

イベント会社か広告代理店のプロモーションセクションに入って、イベント経験を積んだ上でなるという方法がほとんどです。

また、これが出来たらイベントプロデューサーという明確な基準や資格はありませんが、私の感覚として「イベントプロデューサー 」という肩書で仕事をできるようになるには、イベントの制作・運営経験を積みながら人脈を構築することを重ねて10年以上はかかるかと思います。

イベント プロデューサー の給料はどのくらい?

プロデューサーというポジションは、制作統括や進行管理がメインとなってくるため、大型案件での稼働が多くなります。

そのため、小さなイベントを中心に回している制作会社ではあまりその技能を発揮することができないため、比較的大規模の制作会社に所属するか、またはフリーランスの人間で有ることがほとんどです。ですので、プロデューサーという肩書を持つ人間の場合、役員で有ることが多く給料は(イベント業界の中では)かなり高めに設定されています。

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