これはちょっとダメかな…。採用担当者が感じる、オンライン・リモート面接でのNG事項3つ

2020年は多くの会社がリモートで採用活動を行った

新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年(2021年度入社)の新卒採用に関して多くの企業がスケジュールを変更したり、一部の面接をオンラインでリモート開催するなどの大きな影響が出ました。

実際、私が採用担当を務めている今の会社も今年の新卒採用に関しては、最終面接以外全てリモートで行うこととなり、会社説明とグループ面接はweb会議サービス(Zoom)を使って実施しました。

これは、多くの会社同様に私たちとしても初めての試みで、告知・募集・当日の運営とすべて手探りで行ったのですが、そのおかげで一定のノウハウを得れたほか、リモート採用における各種メリット・デメリットもある程度把握することができました。

私は当日はテクニカル&サポート担当として、面接官の脇で様子を見ていたのですが、基本的にはお互いバストアップしか見えないリモート環境でも画面の向こう側の参加者のパーソナリティがある程度は分かったし、リモートだからこそ気づいた点もいくつかありました。

リモートだから出てくる差

コロナ禍によって2020年のリクルート活動は当初の予定から様々な変更を余儀なくされ、採用する企業側だけではなく、むしろ一人で全て対応しなければいけない学生側の方が大きな負荷がかかっていると思います。

そこは本当に大変なタイミングで就職活動にあたってしまったなと、学生のみなさんには心から同情します。

ですが、厳しい事を言えば環境的にはみな同じです。今いる状況のなかでどのようにベストを尽くさねばならないかしっかり考えて就職活動に臨んでいる人と、そうでない人にはやはり少し差がでてくるなというのが今回の感想です。

そして、そんなちょっとの差で、せっかくのチャンスを逃してしまう可能性もあります。そこで今回の記事では、特に私が気になった「気を付ければ修正できるし回避可能なNG事項」を3つ紹介していきたいと思います。

1つ目|事前に送っているマニュアルを読まない

リモートで面接や会社説明会などを行う場合には、普通の会社であればweb会議システムへの接続方法や当日の概要について記されたマニュアルを事前に送付するはずです。

マニュアルには、開催日時、当日の服装、表示名、接続方法や通信環境について、個人情報について、各種マナーやルールなどなど、初めてリモート会議に参加する人間でもわかりやすく参加方法が書かれており、その通りに行えば大概は問題なく参加できるもののはずです。多分。(私はプロモーション関係の仕事をしているので、それが当たり前と思っていますが、もしかするとそうではない会社もあるかもしれません。)

しかし、いくら丁寧にマニュアルを作っても読まない人間は一定数います。そのような人は早かれ遅かれ必ず運営側にわかられます。

必要最低限のルールをたった数回守るだけです。必ずやりましょう。

2つ目|面接の最中で電話や通知音が鳴る

これはかなり印象が悪くなります。

自分が逆の立場を想像してください。大勢に向けてスピーチしてる最中にけたたましく着信音やLINEの通知音が鳴るさまを。たった数時間音声を切って、通知音をオフにするだけです。これだけのことで不利益を被らずに済みます。

3つ目|通信環境が整わず無断キャンセル

初めてオンライン会議に参加する場合どうしても勝手がわからず、時間内に接続できないこともあるでしょう。当然企業側もそれは承知しており、それによって大きなペナルティを課すつもりはありません。

ただし、それは事前にうまく接続できない旨を連絡した場合です。

当たり前のことですが、学生の方々が時間を割いて面接や会社説明会に参加するように、企業側もたくさんの準備をして臨んでいます。お互い時間を有意義なものにするためにも、最低限のルールは守るべきです。

以上3つです。ここまで読んで「そんなことしないよ」と思っている方もいるかもしれませんが、これ全部実際にリモート面接で遭遇した事例です。そして、どれも気を付ければ回避できる事です。

お互い気持ちよくコミュニケーションをとるためにも、ここに挙げた3点のNG事項はしないよう注意をはらった方がいいでしょう。

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