イベントでの「クイズ大会」の企画と運営方法について

クイズ大会は、お金をあまりかけず盛り上がるステージイベント

「正しいと思う人は〇のゾーンに、違うと思う人は×のゾーンに移動してください!」来場者が参加出来て、かつ盛り上がるステージイベントといえば、なんといってもクイズ大会です。

クイズ大会のメリットは、企画次第で「老若男女が参加できるもの」や「専門性の高いもの」そして「企業や団体のPRを兼ねたもの」まで、目的とターゲットを幅広く設定できることと、ほとんど自分たちで企画から運営までを行うことが出来て経費があまりかからないことが挙げられます。

クイズ大会のタイプ

クイズ大会のタイプは大きく分けると次の2つになります。

A:複数あるステージコンテンツの中の1つとして、来場者を楽しませるためのプログラム

B:参加者同士の知識を競う大会

Aの場合は参加無料イベントの来場者参加型アトラクションの一つとしてよく行われており、ほとんどの場合そのイベントを主催している企業や団体のPRが目的となっています。クイズ大会が始まる前にステージ前にお客さんを集めて、そこからその企業団体のプロモーションにつながる内容のクイズを出して、正解者や参加者にプレゼントを行う形です。ショッピングセンターのイベントスペースなどでもよく行われているため、見たり参加したことがある方も多いのではないでしょうか。

Bに関していうと、「クイズ大会自体がメイン」の企画となります。競技形式で大会を行う場合は、通常本大会の前にペーパーテスト等での予選会を行い、そこでの成績上位者が大会本戦に進出するという運営方法がポピュラーです。また、大会には観覧者を入れたり中継を行うなどして、「知の戦い」として演出を行いエンターテインメントショーとして興行的に実施する形が多く行われていると思います。

それぞれの違いというと、Aは「参加者をたのしませるもの」Bは「観覧者をたのしませるもの」であり、Bは演出や大会の進行・構成をしっかりと考え、白熱した戦いを行うための様々な準備が必要になります。Bで特に重要なのは「クイズ問題」で、大会のクオリティに直結するため、ほとんどの場合は『クイズ問題制作会社』へ委託を行っています。

ここからは、皆さんが実際に企画・実施する機会が多いと思われるAの「ステージプログラムとしてのクイズ大会」について解説を行っていきます。



 

クイズ大会の進行について

よく行われるステージのクイズ大会の進行方法について説明していきます。

初めに決めておきたいポイントは「何問のクイズを出して、何名に景品をプレゼントするか」です。この設定によって、構成が大きく変わるため最初にこれを固めます。

仮に、「できるだけ多くの人に正解の景品を渡したい」場合は、1問ごとに正解者全員に安価な景品を渡し、仮に参加者全員が正解しても足りなくならないようにします。また、「ちょっと豪華な景品を10個用意して、参加賞は別に用意する」場合なら、1問あたり景品を渡すのは2名までにして(正解者全員でじゃんけんなどで数を絞る)5問が終わった時点で参加者全員に参加賞を配る形にするなど、問題数と景品の調整を行います。

次に問題の作成ですが、これは基本的に選択式の問題にすることをお勧めします。というもの、指名&解答式の場合は答えれらる人が少なくなり、参加できない人が多く出てしまうからです。

また、準備した景品の数よりクイズに正解者した参加者が多い場合にどうやって人数を絞るかでクイズの問題作成数が大きく変わってきます。おススメは1問ごとに、正解者と司会者または正解者同士がじゃんけんをして数を絞って調整する方法です。この方式であれば、正解者と景品の管理がかなり楽です。ただしあまりに正解者が多すぎる場合「じゃんけん大会」になってしまう場合があるので、問題の難易度設定が重要です。他に「規定の人数以下になるまで問題を出し続ける」方法もありますが、これは何問で人数が絞れるか分からないため、大量の問題を用意する必要が出てしまいます。クイズ大会の雰囲気は出ますが、冗長になってしまう可能性もあるため、この方式で行う場合「3問までであとはじゃんけん」などのルールを設けるのがよいでしょう。

ステージの準備物としては、問題を映すモニターと効果音があると俄然会場に雰囲気がでます。特に映像に関しては、有ると司会者から出された問題の聞き漏らしなどが無くなり進行がスムーズになるため用意したいところです。ただし問題映像の作成の他、映像・音声の機材と操作者が必要になるため、予算に応じて準備してください。

そしてクイズは問題を読み上げて進行する司会者の技量が重要になります。聞き取りやすい発声はもちろん、参加者をうまく誘導したり、とっさのことにうまく対応できる柔軟さも必要になります。

 

クイズの形式

そしてクイズの形式ですが、「ステージ前にいる観客全員が参加できる」ことを前提として紹介していきます。

【〇×形式】

〇×問題は「ナニナニはコレコレである。〇か×か」というシンプルな2択クイズです。この形式のメリットは2つあり、1つは「参加者を1/2にすることができる」ことです。最初に全員を参加させて正解者だけを残して徐々に人数を絞っていく場合は、あまり時間と問題をかけぎないように参加者をふるいにかける必要があります。そこで、正解が容易には分からない問題を出題すれば(確率上は)参加者を半分にすることができます。もう一つは、「知識がない参加者も運しだいで正解できる」点です。特に子供の参加者が多い場合などは、あえて難しい問題を出して、運次第の展開にすることで、子供なども楽しむことが可能です。

注意点を上げるとすれば、解答する際「参加者が一斉に札や手を挙げる方式」ではなく「〇or×エリアに移動する方式」の場合「全員が意図的に同じエリアに移動してしまう」ことがよく起こります。参加者側としては「誰かについていけばいいや」「もし外れても、全員こちらにいればやり直しだろう」という心理が働いていると思われますが、こうなってしまうと途端に会場全体が醒めた雰囲気になってしまうため、問題を出しながら「他の人を見て動かないで、自分でこっちだと思う方に移動してください」などとアナウンスを入れながら運営するのがよいでしょう。

 

【3択形式】

3択の場合、難しい問題を出すことで、〇×よりさらに正解者の数を絞ることができます。もし、クイズを出す順番を本番時に入れ替えできる準備をしているのなら、参加者が多すぎる際、難しい3択問題を出すことで、一気に人数を1/3に絞ることができます。また、3択の場合は「Aだと思う人はこのエリア、Bだと思う人は…」のようにエリア移動をさせるのが大変なため「Aの人はグー、Bの人はチョキ、Cの人はパーにして、せーので手を上げて下さい」というような方式で行うのがよいでしょう。

 

【分かった人は挙手&指名形式】

問題を読み上げるか、映像や音楽の問題を流して「分かった人!」で挙手してもらい、司会者が指名して答えてもらう方式です。この方式の良い点は、1度の問題で一気に正解者1名が決まるところなのですが、指名されなかった人を残念な気持ちにさせてしまうのが難点です。また、レクレーションとして行っている場合でも、いろいろと意見を言ってくる方は必ずいるため、「この問題は司会者の判断で、一番手を挙げるのが早かったと思う人を指名します」など事前にアナウンスしておいて、手を挙げたひとの中から子供を指名するなどの運営の工夫が必要になります。

 

【条件クリア後解答形式】

参加者に初めに、何らかのモノや条件を与えておいて、それをクリアできた人から回答できる形式です。たとえば、参加者全員に知恵の輪を渡しておいて、一番初めにクリアできた人に解答権が与えられたり、はいている靴下の色が赤の人同士でじゃんけんをするなど問題を簡単にして条件に運の要素を強くすれば、知識にかかわらず全員にチャンスがでるため、子供などがたくさん参加している場合などに進行にアクセントをつけることができます。

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